コロナショック時に『効かなかった』投資手法について
こんにちは、りすたです。
本日は約2か月前~1か月前の投資を振り返り、コロナショック時にあまり効果がなかった投資手法を書いておきます。
記憶が薄れる前にやっておきたいことですね・・・書いていて心が痛みますが、1500文字程度お付き合いください。
失敗例1.ペソのロング保有
まず、コロナショック時に着手したのが、FX取引でメキシコペソのロング保有作戦です。
当時はスワップも10円~12円/日ほどありましたので1万通貨に対し証拠金4万円で見積もっても、1年保有で12円×365=4,380円。年利にすれば10%が見込めると判断したのです。また、下落しても史上最安値は更新しないだろうという決めつけもありました。
<ペソのロング保有の結果>
今回のコロナショックでペソ円はあっさり史上最安値を更新。この記事執筆の5/12時点では4.5円まで戻しているものの、5円までの戻りもまだ難しい状態で、含み損をかかえたままの状態が続いています。
またさらに誤算だったのが、FX会社のスワップの減少幅が大きすぎたことです。全会社とも5円~8円に下落し、私も取引していたみんなのFXでは2円/日を記録した日もあります。あの悪夢は忘れません・・・
金利に左右されるものと思っていたスワップの不確かさと脆弱さを、今回のコロナショックで知りました。
今後のペソですが、上値の重い展開は当分変わらない見込み大と考えています。スワップについては各会社7円~9円まで戻してはいるものの、金利政策次第ではまたスワップが減ることも考えられるため予断を許しません。
私は、売ポジションも保有しつつ4.3円~4.5円の狭い幅で売買を行っています。今後ペソ高円安に一気に転じることは考えにくいですが、がっちりロングしたまま他通貨の取引に目を向ける日がしばらく続く覚悟をしています。
失敗例2.ユーロズロチのペアトレ
ユーロとズロチの高い相関性に目を付け、ユーロ売り、ズロチ買いでスワップも両方ともプラスとし、差額決済も狙う、という手法をとっていました。
ただ、コロナショックでユーロズロチのレートは激変。加えてズロチは産油国だったこもとあり、原油価格に引きずられて、価格がコロナショック以前に戻らない状況が続いています。
加えてここでもスワップの混乱が発生。一時期ですが、ユーロ売りでマイナススワップがついたり、ズロチのスワップが大幅に削られたりとペアトレしている投資家にとってはありがたくない状況が発生しました。
また、ペアトレのため、ホールド中は証拠金が大幅に固定されてしまう点もデメリットとなりました。私は他通貨の証拠金に充てるために損切したポジションもちらほらありましたね・・・。
この取引の一番まずかった点は「ペアトレだからほぼリスクがない」と思い込んでいたところです。結局想定のレートを超えていっても「いつか戻るだろう」と思い込んでいました。ペアトレといえども損切ラインは設定し、徹底すべきだったな、と反省してます。。
以上、2つの取引を失敗例といてあげさせていただきました。
もちろんタイミングやその時々の要因によって結果は左右されると思いますので、手法を否定するつもりはありません。ユーロズロチの手法で利益を出されている方はたくさんいます。ただ、どんな手法でも完璧ではなく、使い方とタイミングを誤るとこういうことが起きえる、ということは心にとめていこうと思いました。
特に自分の想定と異なる動きをした場合、どのタイミングでどうするのか、をしっかりシミュレートした上で取引に入るべきだと痛感しました。
以上、今回のコロナショックでうまくいかなかった取引とその原因分析を記事をしてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!